【校長だより 213号】
12月12日(月)、小樽は一日中曇っていました。日中の気温はマイナスでいつもより寒く、明後日には寒気が入り込みもっと寒くなりそうです。今年もあとひと踏ん張りで終わりを迎えます。お互い、体調を崩さないよう気をつけましょう。
小樽明峰高校の2人の生徒が、小樽観光協会主催の【 小樽高校生フォトコンテスト2022 】に応募して見事入賞しました! テーマは「未来につなぐ小樽レトロ」で、素晴らしい作品に仕上がっています。
入賞した小樽明峰高校の2人の生徒の作品をご覧ください。
まずは、畑澤匠君(3年)の作品です。
(作者コメント)数少なくなってきた商店街の中いつまでも記憶に残る様な光景を撮影しました
準グランプリを受賞した畑澤君の作品【 商店街 】とコメントです。彼は本校写真部の部長です。モノクロの小樽都通り商店街の様子が映し出されています。街並みと市民の日常の様子が、私たちの街小樽を実感させてくれます。入賞おめでとう!
続いて、平野杏幸奈さん(3年)の作品です。
(作者コメント)こんにちは。コロナで行事が減り寂しかったですが、今年はお祭りがありましたね。この写真は小樽の1番大きいお祭り「潮祭り」に友人と行く途中に撮りました。小樽の観光地「堺町通り」を歩いているとある小路に着きました。そこは出世前広場といい、綺麗な和傘が沢山並んでありました。私は小さい時からこの道が好きで、冬は雪だるまがいて秋はハロウィンで和傘の色が全部黒になり、ライトアップされすごく綺麗です。夏は地面に円が描かれていて昔ながらの遊び「けんけんぱ」ができます。夜になると提灯の光でとても綺麗な道になります。よく散歩をするのですが、歩いてみなきゃ見れない景色など沢山あります。その中でこの道はすごくお気に入りです。この道に入った瞬間タイムスリップしたみたいに一気にレトロな場所に変わります。建物の中には、昔の家具や小道具、写真など沢山あり食事や宿泊もできるのでぜひ行ってみてください!
審査員奨励賞を受賞した平野さん(3年)の作品【 その小路には・・・ 】とコメントです。和傘がきれいで、現代の写真とは思えないレトロな作品に仕上がっています。小樽運河近くの堺町商店街の小路の一場面。街の様子をよく見てますね。入賞おめでとう!
コロナ禍で小樽の観光事情は激変しました。明峰高校は社会体験学習で、毎年1年生が地域の企業・施設で実習体験をさせていただいております。そうした学校とのつながりを通して小樽の商店街の方々の真面目さ、温かさ、地域を盛り上げようとする情熱をいつも感じております。
道内外や国外の観光客の減少で経営に苦労されながらも、地元の人達を大切にし、地域を支えてきたコミュニティ、小樽の商店街で働くみなさんの息吹が、生徒の写真を通して伝わってきます。
年が明けた1月13日、高校生フォトコンテストの表彰式が小樽駅近くの小樽経済センターで開かれます。私も出席して明峰生の受賞を会場で喜びたいと思っています。
さて、今週は明日が今年の授業の締めくくり日、そして冬季体育大会と続きます。今年ももうひと踏ん張り、頑張りましょう。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一