【校長だより 275号】
3月11日(月)、小樽の空は一日中雲っていましたが、気温は5℃まで上がり、道路の雪が解け出しました。今日は、あの東日本大震災から13年。あの光景は今も鮮明に記憶に残っています。
小樽明峰高校は今日、1・2年生が家庭学習日。卒業を目指す3年生数名は補充授業を受けました。明日、1・2年生は登校日。進級に関わる発表がおこなわれます。そして、明日から補習が始まります。
今日の午後、校長室で一人の生徒の卒業式を開きました。令和元年4月に入学して5年、ついに卒業を果たした生徒です。
楽しかった級友との時間、思うように心身が動かず登校できなかった辛さ悔しさ。卒業生は、5年間で刻んだ思いを胸に、実に清々しく卒業証書を受け取ってくれました。
私は、卒業を諦めなかったこの生徒の想いと、今日の笑顔に救われた気がしました。卒業証書を手にしたことに誇りを持って、次の一歩を踏み出してほしい。そう願わずにいられませんでした。
卒業まで頑張ってくれてありがとう。何かあれば、いつでも相談に来てください。ひたむきに生きる君を応援しています。
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共育の森学園 小樽明峰高等学校
校長 石澤 隆一