【校長だより 30号】
5月6日(金)、今日の小樽は今年最高の暑さを迎え、日中の気温が25℃を越えました。寒かった北海道の小樽にも、やっと春が来たと実感しました。
連休明けの今日の小樽明峰高校は、生徒たちが元気に登校しました。1年社会体験学習の授業では、「第1回地域の魅力発見講演会」が開かれました。
講演会では、1年生の3教室にそれぞれの講師をお招きして、クラスごとに「働くこと」について講話を聞きました。
A組の講師は、小樽にある「グループホーム自由の詩」介護施設長の小野英司さん。
B組の講師は、「小樽都通り商店街」理事長の鈴木創さん。
C組の講師は、小樽堺町通りの「利尻屋みのや」社長の蓑谷和臣さん。
1年生は、事前に講師の方の仕事内容等について「調べ学習」をして講演会に臨みました。講演後の生徒たちは、調べ学習で疑問に思った質問などを講師にぶつけました。終了後、講演を振り返って書いた生徒たちの感想を一部紹介します。
【小野さんの講演を聞いた生徒の感想(一部)】
🔷講演を聞いて、小さなきっかけから大きな夢を持ち、行動できることが素晴らしいと感じました。普段の学校生活のなかにも夢をみつけるチャンスがあるのだと思いました。
🔷最初の入居者であるおじいさんの存在が人生の分岐点だと聞いて、人の持つ力はすごいと思いました。向上心を忘れることなく学び続け、人と真剣に向き合う小野さんと職員の方々を見習いたいです。
🔷私もアルバイトで介護施設に働いていますが、「笑顔を見られることが嬉しいこと」「平等に人と関わること」について話を聞き、仕事に対する気持ちを見つめ直す良い機会だったと思います。
【鈴木さんの講演を聞いた生徒の感想(一部)】
🔷小樽都通り100年の歴史と長年親しまれてきたお店でのお話を聞けておもしろかったです。
🔷流行がすべてではなく、自分のセンスや自分に求められるものを見つけることこそ大事なことだと感じました。
🔷「どこから何が始まるかは誰もわからないけど、色々なことに挑戦したり、時には好きなものに飛び込んでみるのもいい。それを続けてほしい。」というお話しに、自分も前向きに取り組み、自分を忘れないで大事に生活していこうと思いました。
【蓑谷さんの講演を聞いた生徒の感想(一部)】
🔷コロナ禍の中でお店の経営が大変だったことや、小樽の観光についてや、商店街の取り組みの話を聞きました。日本の昆布の95%が北海道産なのになぜ北海道に昆布専門店が少ないのかという疑問に、「北海道で昆布を食べている人が少ないから」という答えがあり納得しました。
🔷講演を聞いて今まで知らなかった昆布の歴史や小樽堺町商店街の魅力をたくさん知ることができました。
🔷私は札幌から通学していますが、家族で小樽旅行に来た時は、利尻屋みのやさんの一番人気「湯どうふ昆布」を食べたいです。
5月13日(金)、5月27日(金)も様々な職業人を招いて第2回・第3回の魅力発見講演会が開かれます。生徒たちがどんな発見をするのかとても楽しみです。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一