【校長だより 73号】
6月27日(木)、小樽は晴れて清々しい朝を迎えました。昼頃にはくもりましたが日中の気温が25℃まで上がりました。一時雨が降ってきました。
夏の甲子園につながる第106回全国高校野球選手権南北海道大会の小樽支部予選が、昨日から小樽市営桜ケ丘球場で開幕しました。
昨日午後1時に始まった第2試合で、小樽明峰高校野球部は小樽潮陵高校と対戦しました。
一回戦突破を目標に掲げてこれまで練習に取り組んできた明峰ナイン。3年生部員にとっては、今日の試合が高校生活最後の試合になるかもしれないと、前日の練習も普段とは違う緊張感で臨み、当日の試合を迎えました。
開始早々、ミスが続きなかなかアウトの取れないプレーが目立ちました。普段の野球ができず苦戦し、残念ながら12対1で破れてしまいました。適時打を放ってチーム唯一の得点を挙げた大波くん(1年)に、今後の野球部を託して、3年生は引退を迎えたのです。
今日の放課後、本校野球部キャプテンの橋本航汰君に今回の大会や、3年間の部活動を振り返って感想を聞きました。
●今回の大会の感想を聞かせてください。
今回の明峰野球部は、練習で取り組んできたことができず、本番に弱く、ムードに飲まれたまま試合が展開し負けてしまいました。でも、1年生からずっとレギュラーとして頑張ってきたので、この試合が最後とは思わずに、みんなと試合ができることが楽しかったです。
●高校での野球部の活動を振り返っていかがですか?
昨年の夏以降にキャプテンになり、重圧もあり悩んだこともありました。それでも少ない部員数で今まで取り組んできて、個性のある部員たちと先生方、保護者のみなさんに支えられて今まで野球をやりきれたことは、感謝しかありません。
●引退後はどのように過ごしますか?
大学へ進学して社会科の教員になりたいです。小学校からやってきた大好きな野球をこれからも続けていきたいと思っています。目標は、指導者として甲子園を目指したいです。
●最後に、明峰高校の後輩へメッセージをお願いします。
今まで明峰での2年半の部活動でしたが、あっという間で、すごく良い経験をさせてもらいました。野球を通して人として成長できたと思います。我々3年生の野球部員は、これからも可能な限り野球部をサポートしていくので、先輩を越える逞しい野球部になってほしいです。そして、明峰高校の後輩のみなさん、高校生活はあっという間なので、辛いことも乗り越えて、今やっていることを続けて頑張ってください。
私はいつも、礼儀正しい野球部のみなさんから元気をもらっています。ありがとう。高校野球をステップに次の道へすすむ3年生の部員のみなさん、今までごくろうさまでした。良き先輩として後輩をよろしくお願いします。今後の進路活動も頑張ってください。応援しています。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一