6月24日(木)の今日、小樽明峰高校は第1回定期試験最終日でした。
思った以上にできた生徒も、そうでなかった生徒も、勉強おつかれさまでした。これからは、徐々に学校祭に向けた準備が始まりますよ。頑張ってください。
今日の放課後に、やっと部活動が再開しました。北海道の緊急事態宣言が解除され試験も終わり、久々の部活動でわくわくしている生徒がたくさんいました。待ちに待った日が来て良かったです。そんな部活動の生徒の様子を見に体育館へ行ってみると、男女バスケットボール部員たちがシュート練習をしていました。そこに、練習を見つめる女子バスケットボール部の2年生、本間鈴音(ほんま-りん)さんを見つけました。本間さんは左膝に装具を付けて部員たちの練習をチェックしていました。
早速、本間さんに話を聞いてみました。
やっと部活ができるようになりました。今の気持ちは?
「部活が再開できて良かったです。みんな久しぶりに練習できて、活発に動いています。」
膝の怪我、大変ですね?
「今年4月上旬、練習試合中に怪我をしました。じん帯が2本切れて半月板を損傷しました。5月下旬に手術して先週退院したばかりです。3週間入院していました。入院中、膝の曲げ伸ばしや筋力を付けるリハビリをしていました。」
よく頑張ったね。バスケやめようと思わなかった?
「やめようと思いました。続けられるかな・・・と思いましたが、お母さんや病院の先生、リハビリの先生、入院していたおじさんやおばさんにも励まされて頑張ろうと思いました。」
お母さんは何て声をかけてくれたの?
「小学1年生から続けてきたバスケ、今までやめなかったんだから高校卒業まで頑張りなさいって」
入院していたおじさんは?
「娘さんのお話をしてくれて、絶対復帰できるから諦めないでって、励ましてくださいました。」
今はまだ、走ったりできないんでしょ?
「今は、部員たちの力になれるように、練習面や精神面でアドバイスしていきたいです。これからもバスケを続けて、12月には練習試合など出られるように復帰を目指します。」
高校卒業までに何かやりたいことはありますか?
「卒業後は就職を考えていますが、まだ何をしたいか具体的に決まっていません。これからは、自分のやりたいものを見つけていきたいです。」
明るくしっかりと話してくれた本間さん。大きな怪我を経験して、悔しかったこと、励まされて気づいたこともたくさんあったはずです。仲間のために今自分ができることを自覚している前向きな素晴らしい人だと思いました。一日でも早くプレーできる日が来ることを祈っています。本間さん、頑張ってください!
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一