【校長だより 270号】
3月6日(水)、小樽は今日も朝から日差しのまぶしい晴れ模様になりました。でも日中は気温0℃前後の寒い日が続きます。春はまだ遠いかもしれません。
小樽明峰高校は今日、1・2年生が定期試験最終日を迎えました。試験終了後に2年生は、体育館で【 探究授業 】のガイダンスをおこないました。
「探究授業」は、3年生になってからスタートする新しい授業です。授業の中で新3年生のそれぞれが探究する課題を設定し、実際に調べたり、体験しながら学習していきます。この学習を通して、ものの見方や考え方、生き方について考えを深め、幅広い思考や能力を身に着けていく。これがこの学習の目的です。
この授業は、国語や数学などの教科ではなく、【 総合的な探究の時間 】という授業として履修科目に含まれています。今日は、探究授業を担当する先生方から授業内容の説明を聞きました。
次年度からの探究授業は3年生が履修し、【 進路探究 】【 書道探究 】【 地域探究 】の3分野が用意されています。この中からひとつを選択して、1年間(週1回・2時間授業)の探究授業に取り組んでいきます。
●進路探究の説明 「自己探究を通して職ついて調査していき、職場体験も実施しながら職への理解を深めるなど進路に関する探究をしていきます。」 (多賀先生)
●書道探究の説明 「ペンや小筆で実用的な文字を書く力を身に着けたり、生活の中で見かける文字を探究して、文字を使った作品づくりに取り組みます。」 (白鳥先生)
●地域探究の説明 「小樽の様々な地域の社会・自然・文化などを調べて、掘り下げていき、グループごとにテーマを決めてフィールドワークに取り組み、探究の成果を発表し合います。」 (小池先生)
教室に戻った2年生は、選択授業の希望調査をおこないました。4月から他の教科にはないどんな探究授業が展開されるか楽しみです。授業の中で自分の課題を発見し、学びを深めていく新3年生の探究心に期待しています。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一