【校長だより 156号】
10月11日(金)、小樽は日中の気温が18℃で、晴れ時々くもりの涼しい遠足日和になりました。
小樽明峰高校は今日、生徒会行事の強歩遠足を無事に開催することができました。天候に恵まれた空の下で、全校生徒が小樽市内 12.6kmのコースを歩きました。
全校生徒は体育館でスタート集会をして飲み物が配られ、学校を出発していきました。
天狗山の麓にある校舎から小樽駅方面へ向かい、小樽寿司屋通りを通って旧国鉄手宮線跡地の遊歩道を歩きました。各関門には保護者や先生方が関門印を持って迎えてくれます。
1882(明治15)年、日本で3番目に早く開通した小樽・札幌・幌内を結ぶ鉄道は、手宮方面の線路が遊歩道に整備されましたが、現在の小樽駅と札幌駅を結ぶレールは今も使用されています。そんな小樽の歴史に触れながら歩きました。
旧手宮線の古い線路の先には、小樽市総合博物館(はじまりは手宮駅、かつては小樽交通記念館)があります。遊歩道を真っ直ぐ歩きながら、生徒たちは終点の総合博物館を目指しました。
小樽市総合博物館が見えてきました。この敷地をぐるっと一周して海岸線の道路に着きました。
そこに総合博物館の入り口があります。入り口前の関門にたどり着いた生徒たちは、今度は右手に小樽運河、左手に石狩湾の海を眺めながら海岸線を札幌方面へ歩きました。小樽港を眺めていると、埠頭に大きなフェリーを見つけました。
運河沿いの倉庫群を通り過ぎて小樽臨海公園、新南樽市場の前を通り、観光地で有名な小樽堺町通りへ向かいました。平日にもかかわらず、たくさんの観光客で賑わっていました。
有名なオルゴール堂の蒸気時計の前を通って、緩やかな上り坂を天狗山方面へ向かうと学校へゴールしました。
そして、ゴールして食べるPTA手作りのうどん。お母さん方の愛情が詰まって美味しかったです。
今日まで強歩遠足を準備・運営してきた生徒会のみなさん、教職員のみなさん、そして、今年は例年より多い35名の保護者の皆様がうどんづくりや関門・誘導係として協力してくださって強歩遠足を運営することができました。
何より完歩した生徒のみなさん、よく頑張りました。思い出に残る時間になったでしょうか。そして強歩遠足の運営に係わってくださった全てのみなさん、ケガや事故なく楽しい行事をやり切ることができました。本当にごくろうさまでした。ありがとうございました。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一