【校長だより 198号】
12月5日(木)、今朝の小樽に3cmほどの雪が積もりました。柔らかい雪が降り続いています。日中の気温1℃前後の寒い一日でした。通学・通勤、気をつけてまいりましょう。
小樽明峰高校は今日、定期考査2日目です。生徒たちは頭や肩に真っ白な雪を乗せて登校してきました。日に日に寒くなるなか、学校の玄関ロビーには大きなストーブが2台作動して玄関を温め生徒を迎えています。
さて、私が今気になっている学校を舞台にしたテレビ番組に、NHK総合のドラマ10『宙わたる教室』があります。「学ぶ」ということをテーマにしたドラマで、毎週火曜の夜10時から45分間、10回放送されるシリーズ番組です。ご存じですか? 実話をもとに作られたこのドラマは、東京の定時制高校に通う生徒たちと科学部を立ち上げた理科の先生との関わりが描かれています。原作は、伊与原新さんの小説です。この番組、あるいは原作の小説を見たことはありませんか?
ドラマの定時制高校には、10代の不登校経験者から70代のご老人まで幅広い年齢の生徒たちが通っています。この学校に入学するまで様々な事情や困難を抱えた生徒たちのそれぞれの「学校に通う思い」と、科学部の生徒たちの「共同の学び」が描かれています。
生徒だけでなく、そこにいる先生も互いの理解に努め、人として生き方を学びながらともに成長していくストーリーになっています。学ぶことが自分たちの人生にどれほど大切なことかを教えてくれる物語と思って見ています。来週が最終回なのですが、もし時間と機会があったら視聴してみてください。学校に通うということ、そして学ぶということをあらためて考える機会になれば幸いです。そして機会があれば、感想を聞かせてください。
さて、私は3年生の「日本史探究」の試験の採点を終えました。一生懸命勉強した生徒たちの答案を見て嬉しく思っています。思うように点数がとれなかった人も、努力の様子がうかがえます。みなさん、よく頑張りましたね。今度は2年生の「歴史総合」の採点に取りかかります。生徒のみなさん、最終日まで油断せず諦めないで頑張ってください。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一