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1年生「現代社会」の授業で・・・・・

校⻑だより

5月31日、今日で5月も終わり。でも、6月1日から20日まで北海道の緊急事態宣言は延長されます。たくさんの人が一日でも早くワクチンを打つことができて、感染の不安が和らいでほしいと願っています。

さて、今日の1年A組の「現代社会」の授業は、「宗教」について。

教科担当の田岡先生が、日本人の生活の中に様々な宗教が根付いていることを話しました。

例えば、私たちがご飯を食べる時、手を合わせて「いただきます」と言いますが、これは「命をいただきます」という感謝を表す「仏教」の教えです。節分も「仏教」の思想からきています。

では、バレンタインはどの宗教のどんな思想から生まれたかご存じでしょうか?

今から1750年も昔、ヨーロッパを支配していたローマ帝国の皇帝クラウディウス2世は、愛する女性を故郷に残した兵士たちがいると、戦争時に兵士たちの士気が下がることを心配して、兵士たちの結婚を禁止していました。「キリスト教」のバレンティヌスさんという司祭(神父さん)が、結婚を禁止された兵士たちのために内緒で結婚式をしてあげたのです。しかし、その噂がローマ皇帝の耳に入り、バレンティヌスさんは処刑されてしまいます。彼の処刑の日が2月14日。後に、バレンティヌスさんの命日がキリスト教の信者にとって祭日となり、恋人たちの日となって、今のバレンタインデーにつながっていきます。(諸説あり)

でも「キリスト教」は1549年、フランシスコ・ザビエルによって日本に伝わりますが、江戸時代には禁止されてしまいます。

現在、「キリスト教」をはじめ様々な宗教は、日本国憲法によって信教の自由として保障されています。生まれる前から、私たちは様々な文化の中で宗教と出会い生きてきたのだと思います。

次回の授業は、「民主主義」について学びます。 がんばれ 1年生!

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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