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総合表現学習「小樽探訪」で小樽を知る旅へ

校⻑だより

7月5日(月)、今日は教職員健康診断のため、生徒は家庭学習日になりました。

今週いっぱいで夏休み前の授業も一区切り。来週からは、いよいよ学校祭準備期間に入ります。今日は、先週6月29日におこなわれた総合表現学習の「小樽探訪」講座について紹介します。

「小樽探訪」講座では、選択した生徒たちが、「名所や観光地を歩いて小樽を知ろう!」という目的で、毎回様々な地域へ出かけて、小樽の歴史や現在について学びます。この日は、15人の受講生が小樽駅を探索しました。講座担当は、本校の若手ナンバーワンの齊藤怜央先生です。

学校を出発する前、受講生に次の「4つのナゾを解く」ミッションが与えられました。駅構内を良く調べると答えがわかるそうですが、みなさんはわかりますか?

  1. 小樽駅の改札口から海側の方角は、東西南北のうちどれ?
  2. 小樽駅には北一硝子のランプがいくつ飾ってあるか?
  3. 小樽駅にはなぜ3番ホームがないのか?
  4. 4番ホームは通称何ホームと呼ばれているか?

わかったでしょうか? 機会があればぜひ調べてみてください。

小樽は1869(明治2)年、蝦夷地が北海道と改称された時に、オタルナイから小樽という名前に変わりました。北海道の海の玄関口として開拓民など多くの人が集まり、金融機関やニシン漁、石炭輸送、船舶会社、商社など北海道の経済の中心地として昭和初期まで栄えた歴史のある街です。

鉄道が開通したのも全国で3番目に早く、1880(明治13)年に小樽の手宮駅から札幌駅までが開通しました。1903(明治36)年、小樽―余市間に鉄道が開通した時に、今の小樽駅(当時は小樽中央駅)が開設されました。

1964(昭和39)年、小樽は過去最大の人口20万人を越える大都市に発展しましたが、それよりも前の1925(大正14)年頃から次第に札幌の人口が増え、北海道の中心は札幌へ移っていきました。現在の小樽は人口減に悩まされ、11万人が住む街になっています。

昨年の「小樽探訪」では、小樽の自然を満喫したり、三大神社祭りなどの小樽のイベントや小樽の海産物を調べたり、観光地や歴史的建造物を巡ってきました。寿司屋通りやメルヘン交差点、総合博物館、小樽運河、日露戦争の戦没者慰霊碑などを歩いて写真を撮り、調査したことや学んだことを記録しました。

今年は、どんな探訪をするのか楽しみです。

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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