【校長だより 237号】
3月18日(金)の夕方、さっきまで晴れていた小樽の天気は曇ってしまいました。
午後4時頃、小樽明峰高校にひとりの卒業生が来てくれました。私が担任していたクラスの卒業生です。卒業して3年、久しぶりの再会に嬉しくなりました。得意の料理で、今日は紅茶味のクッキーを大量に作って来てくれました。
高校在学中は、演劇部員として音響や映像編集を担当していた彼女。3月に札幌の映像関係の専門学校を卒業したばかりです。
今年2月、花咲かじいさんをモデルにした1500字の短編小説を投稿して、日本ブックショートアワードの優秀賞を受賞しました。
今は、家で得意な調理と、イラストや小説の創作、さらにアクセサリーを作って販売することにはまっています。在学中からものづくりが大好きだった彼女の夢は、小説を書くハンドメイド作家です。あいかわらず元気で、同級生を懐かしみながら話に花が咲きました。
将来の夢、目標を思い描きながら生きている卒業生と再会して、嬉しくなりました。卒業してもこうして元気な顔を見せに来てくれるのは、教師冥利に尽きます。
元気でね。また会いましょう。卒業生に元気をいただいた一日でした。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一