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【45号】第3回 地域の魅力発見講演会(最終回)

校⻑だより

【校長だより 45号】

5月27日(金)、今日の小樽は昨日と打って変わって雨です。恵みの雨なのでしょうか。涼しいというより寒いくらいですが。

小樽明峰高校1年生の社会体験学習では、今年度3回目の「地域の魅力発見講演会」が開かれました。今回も生徒は、講演者の仕事内容・人物等について事前に「調べ学習」をして講演会に臨みました。今回で今年度最後の講演会になりました。

今回も1年生の3教室にそれぞれの講師をお招きして、クラスごとに「働くこと」について講話を聞きました。

A組の講師は、「HIPHOPダンサー」のMASHさん。

B組の講師は、小樽寿司屋通りのお寿司屋さん「日本橋」社長の中井健太郎さん。

C組の講師は、FMおたるのプロデューサー田口智子さんです。

講演を振り返って書いた生徒たちの感想文の一部を紹介します。

【MASHさんの講演を聞いた生徒の感想(一部)】

🔷MASHさんの学歴から経験値の多さまで、すべてが努力の結果なんだと思いました。何をするにも、職業を見つけるにも、そのものにどんな価値があるのか考えて、自分にとって価値あるものを見つけようという言葉が心に響きました。

🔷一番心に残ったのは、「色々なことを経験して、自分の好きなこと、本当にやりたいことをやってほしい。その経験が信用につながる。自分のやりたいこと、頑張れることを職業にすることが大事」 という言葉です。

🔷MASHさんにとってダンスが大好きだったように、自分にとって価値のあるものは何かを考えて見つけようと思います。自分の価値観を見つめ直してみようと思いました。

【中井さんの講演を聞いた生徒の感想(一部)】

🔷31歳で父親を亡くして、10年間苦労して寿司職人になった中井さん。この経験を生かして、マイナスをプラスの考え方に変えて乗り越えてきたと言います。「身近な人を大切に」「先に前へ一歩ずつ」の気持ちを、私も大切にしたいと思います。

🔷「逃げ出したい時に頑張って踏ん張ること」 「好きなことを探し続けること」 「好きなことを大切にすること」 「自分の住んでいる地域を良く知ること」 そして、何度もおっしゃっていた「諦めず最後まで頑張ること」 たくさんいただいた言葉を大事にします。ありがとうございました。

🔷寿司屋の仕事が厳しかった時に、親友の姉川先生(本校教員)に励まされたと聞きました。「街と共に生きる」という経営理念でお店を経営されている中井さん。お話を聞いて、私も地元に貢献したいと思いました。今は、高校生活でやり残しがないように頑張ります。

【田口さんの講演を聞いた生徒の感想(一部)】

🔷FMおたるは7月で25周年、働いている人は5人。5人でラジオの仕事を回すのは大変なので、外部の方々と協力しながら番組を作っているそうです。田口さんは、パーソナリティや取材、企画の提案、営業、編集、司会のほかに、文章や記事を書いて小樽をPRする仕事もしていて、小樽愛がすごいと思いました。

🔷田口さんは、ラジオで災害時の情報を提供することが一番大事で役に立つとおしゃっていました。おばあちゃんやお母さんが災害の時、必ずラジオを聞いていた理由が改めて分かりました。災害時以外でも小樽のことを知りたい時は、FMおたるさんの番組を聴こうと思いました。

🔷田口さんの声は、大きすぎず小さすぎず早口でもなく、とても聞きやすいと思いました。滑舌も良く、自分も田口さんのように聞きやすい声になりたいです。「好きと今を大事にすると、その好きを伸ばすことができる」という話が響きました。

講演をしてくださったみなさん、ありがとうございました。生徒たちは、レポートに書きとめる以上に感じ取ったものは多いはずです。講演をしてくださったみなさん、貴重なお話をありがとうございました。

次回から生徒は、体験先を選ぶガイダンスを受けて、少しずつ実習体験に向けた準備に入ります。働くことは生きること。生徒たちがこれから、どんな生き方を学んでいくのか楽しみです。

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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