【校長だより 60号】
6月19日(月)、小樽はきれいな青空が広がり、日中の気温は18℃と過ごしやすい一日でした。
小樽明峰高校放送局の平工涼香さん(3年)が、第47回全道高等学校放送発表大会(第70回NHK杯全国高等学校放送コンテスト北海道大会)で、全国大会出場を決めました。 おめでとう!
後志の地区大会で入賞した平工さんは、6月13日から旭川市民文化会館で開催された全道大会に出場しました。アナウンス部門の予選審査では55人中20人に選ばれ決勝審査に進みました。その後、決勝審査において20人中12人に選ばれ、みごと全国大会出場を勝ち取ったのです。 すご~い!
予選審査では自分が準備したアナウンス原稿を読みますが、決勝審査では大会側が用意した原稿を読みます。どのように読み上げるか、実力が問われます。日頃、お昼の校内放送やFMおたるのラジオ番組を担当するなど活躍してきた経験が実り、好成績につながったと思われます。
★顧問の齊藤先生の感想
平工さんは、地区大会から全道大会までに準備してきたことがほぼ発揮できたようで、大会では清々しい顔をしていました。これから1か月は、全国大会に向けた練習を積んで、決勝のNHKホールまで進んでほしいです。
★平工さんの感想
FMおたるの方やプロのアナウンサーから指導を受ける機会があって、技術面の心配はありませんでした。ただ、私の課題は、緊張すると声のトーンや発声が思うように出せなくなることでした。決勝では、予選の2.5倍の方々の視線を受けながら、甘噛みせず、伝えること、声のトーンに集中して本番に臨みました。自分の番が終わってから、自分の読みは正しかったのかずっと考えていました。審査発表で全国大会出場が決まった瞬間は、実感がわかず、驚きで手足が震えました。これから全国大会に向けて、自分の課題と向き合いながら頑張っていきたいです。
平工さん、本当によく頑張りました。たくさんの視線を感じながら、自分を表現することの難しさと闘い続けてきた努力に敬意を表します。
全国大会は、7月24日から東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれます。決勝に進出すればNHKホールへ。NHKホールといえば、大晦日のNHK紅白歌合戦をおこなっているあの会場です。
全国大会ではたくさんの学ぶ機会があるはずです。緊張は付きものですが、心身を整えて、悔いを残さないよう精一杯大会を楽しんでほしい。たくさんの収穫をお土産に戻ってきてください。大会に向けた平工さんの次の一歩を応援しています。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一