【校長だより 164号】
12月4日(土)、今日の小樽はよく晴れていましたが、午後になって曇りだしました。本日、ついに小樽明峰高校太鼓部の生の演奏会が本校体育館で開催されました。
これまで太鼓部は、毎年の入学式や新入生歓迎会、学校祭ステージ発表、地域の朝里リバーサイドフェスティバルなどで力強い演奏を披露してきました。時には、小樽市内のグループホームやコンビニの開店祝いなどで演奏することもありました。そんな活動の最中、新型コロナの感染により昨年と今年の活動は何度も流れて中止となり、なかなかすすみませんでした。
今年の学校祭では、演奏動画を各教室のモニターを通して全校生に披露することができましたが、やっと今日、久々の生の演奏会となりました。
今回の観客は、コロナ感染防止のため対象者を限定しました。太鼓部員のご家族、教職員、そしてコロナ―ド最上在住の方です。コロナ―ド最上は、本校に隣接するマンションで、いつも太鼓練習の際に、管理人さんに練習日時を連絡しています。普段、太鼓の音にご迷惑をおかけしていることと思い、住民の方を招待しました。それでも40名以上の観客が集まり、演奏を見守ってくださいました。
小樽市役所の広報広聴課の方が、演奏会の取材に来てくださいました。演奏会の様子は、毎月1日(次回は来年のお正月)に発行される「広報おたる」に掲載されるそうです。北海道新聞と一緒に配達される「広報おたる」の発行が楽しみです。
演奏会は11時30分から始まり、部員たち総勢17名に顧問も加わっておこなわれました。「山彦(やまびこ)」「忍音(しのびね)」「力水(ちからみず)」「韋駄天(いだてん)」「乱(らん)」の5曲が約40分程度演奏されました。久々の舞台に立った部員たちは、激しいリズムと迫力満点の音を響かせて情熱的な太鼓を奏でました。涙がこみあげるほど感動しました。
本校の峰の会(卒業生父母と教師の会)関係者と太鼓部卒業生による「母ちゃんず」という太鼓メンバーのみなさんも、久しぶりの演奏に加わりました。母ちゃんずオリジナル曲の「HARU」は、しびれるような大人の演奏で、高校生とは一味違って素敵でした。
来校いただいた皆様、お寒い中足を運んでくださりありがとうございました。心温まる素敵な演奏会になり、とても嬉しく思います。
演奏者のみなさん、お疲れさまでした。また、いつか地域の方々を招いてやりましょう。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一