【校長だより 9号】
4月12日(金)、小樽のくもり空が、夕方には明るくなってきました。
小樽明峰高校は、今日から令和6(2024)年度の授業がスタートしました。今年度から新たに開講した3年生の選択科目【 探究授業 】も本日始まりました。
総合的な探究の時間という授業に位置づけたこの探究授業は、3つの分野の選択で、【 進路探究 】【 書道探究 】【 地域探究 】を開講しました。
毎週金曜の5~6時間目、3年生のA~C組教室でそれぞれの探究授業が展開されます。
【 進路探究 】は、生徒たちが自分自身への理解を深めながら、卒業後の進路や生き方を考えるための探究を通して必要な資質・能力を身につけていく授業です。多賀先生が担当します。
調べ学習を通して職についての理解を深め、調査したものを発表します。授業を通して自分の将来の進路の見通しを立てるための学習に取り組んでいきます。今日は、自己理解のワークシートと職業適性検査を実施しました。
【 書道探究 】は、ペンや小筆で上手な字が書けるよう実用的な文字を書く力を身に着けていく授業です。白鳥先生が担当します。
さらに、生活の中で見かける様々な文字を再発見し、調査しながら探究していきます。探究した様々な文字を使い作品づくりにも取り組みます。
今日は、ペン字の「止め」「はね」などを習い、自分の名前を書きました。
【 地域探究 】は、小樽や様々な地域の社会・自然・文化などを調べて掘り下げていく授業です。小池先生が担当します。
「小樽」や「札幌」といった身近なエリアから「北海道」といった範囲まで、自分たちが住んでいる「地域」の良さに気づき、それを自分の財産にすることを目的としています。今日は、日本における「北海道」の再確認の準備として、他の都府県の県名や特徴などを確認しました。
週一回の3年生探究授業。この授業は担当教師にとって教材研究そのものが探究の取り組みです。生徒とともにどんな授業が展開されるか、何を探究していくのか今後が楽しみです。
今日は今年度最初の授業日。生徒のみなさん、お疲れ様でした。来週から本格的な授業が展開されます。わからないところはそのままにせず、たくさん質問しながら授業を楽しんで取り組んでいきましょう。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一