【校長だより 149号】
9月28日(木)、小樽は午前中から雨が降り出しましたが、夕方にはきれいな空が見えました。
小樽明峰高校は、今日が前期最後の授業日でした。明日は前期終業式を迎えます。終業式の前には防災訓練をおこない、夜には保護者懇談会を予定しています。
さて、放課後の生徒会室をのぞいてみると、生徒会副会長がパソコンの前で熱心に作業をしていました。
今週月曜から毎日放課後に取り組んできた作業は、10月13日(金)におこなわれる生徒会行事【 強歩遠足 】の準備です。
先日、生徒会役員でコースを試し歩きした時に、撮影した写真80~90枚を使って、10分程度のコース紹介スライドを作っていたのです。
今年の強歩遠足のスタートは学校です。歩く距離は約15Km。ゴールの学校ではPTAのお母さん方がうどんを作って生徒の帰りを待ってくれます。
【 今年のコース 】
●生徒たちは天狗山の麓(学校)を出発して海を目指して歩きます。
●海に着くと海岸沿いの道を歩きながら小樽運河を横に眺めて歩きます。
●運河を通り過ぎると北海道の鉄道発祥地である小樽市総合博物館本館(旧手宮鉄道施設)に着きます。
●博物館をぐるっと回って、旧手宮線遊歩道を歩き、寿司屋通りや地獄坂を登ってゴールの学校を目指します。
副会長は、歩行者が道に迷わず安全に歩けるような経路説明を考えます。この箇所は、横断歩道を渡った方がよいのか。渡らずにまっすぐ歩いた方が安全か。10月4日(水)のロングホームルームの時間に、体育館で全校生徒に説明する予定です。
みんなの見えないところで、生徒たちが楽しめる行事の準備をする生徒会執行部員たちの情熱に感心します。本当に頭が下がります。
こうしたひとつひとつの思いが、目に見えない学校の魅力であり、誰にでも居場所のある学校をつくっているのだと感じるのです。
明日は、防災訓練と終業式。早いもので前期が終わります。みなさん、明日も一日、頑張りましょう。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一