【校長だより 150号】
9月22日(木)、小樽は雲ひとつないスッキリとした秋晴れです。午後には気温が20℃を越え暖かい一日になりました。
今日の小樽明峰高校は、第2回定期試験最終日を迎えました。前期を締めくくる試験が終わり、生徒たちはほっとしているようですが、前期の成績がどうなるか気になっているのではないでしょうか。
さて、今日の放課後は、視聴覚室で【 私学助成署名運動 】の取り組みが始まりました。有志で集まった生徒たちが、署名用紙の袋詰め作業をしました。
ところで、私学助成署名運動ってご存知でしょうか?
この運動は、公立学校と私立学校の格差をなくす運動、とくに保護者の経済的負担の軽減、私立学校の教育条件の維持と向上、経営の健全性を高めることを目的とした全国でおこなわれている署名活動です。50年以上も続いています。
この運動の成果として就学支援金が支給されるようになり、公立高校の無償化が一気にすすみました。同額の支援が私立高校にも適応されましたが、私学の場合は世帯の年収によって支援金に差があり、「私学は高い」という印象がまだ残っているのが現状です。
小樽明峰高校では40年以上、私立高校無償化実現のために、生徒や保護者・学校関係者のみなさんのご協力で署名運動に取り組んでまいりました。
毎年PTA会長が「小樽明峰高校 私学助成をすすめる会」の会長となり、PTA・教職員・生徒会・峰の会・同窓会の五者が協力して署名活動を続けています。
今日は、9月30日の前期終業式の日に、全校生徒とその家族等へ配付・郵送する署名用紙の袋詰め作業がおこなわれました。
この署名は、9月30日~11月20日まで集めて、北海道議会(12月2日)と国会(翌年2月中旬)へ提出します。
明峰の生徒のみなさん、ご家族のみなさん、そして卒業生、卒業生保護者のみなさん、学校関係者の方々、今年も署名のご協力をお願いいたします。個人情報保護法や新型コロナなどの影響で集めにくくなってはおりますが、可能な限りご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一