【校長だより 192号】
11月10日(金)、小樽は朝から雨模様で、日中の気温が10℃を下回りました。いよいよ明日、初雪が降るかもしれません。
小樽明峰高校は、今日も平常授業がおこなわれました。金曜午後に恒例の【 社会体験学習 】が実施され、1年生たちはそれぞれの体験先へ行き実習に励みました。
本日、私が訪問した体験先は【 デイサービスセンターきりん】さんです。生徒の実習の様子をのぞいてみました。
デイサービスセンターきりんさんは、学校から徒歩10分の小樽市緑町にある介護施設です。毎週1名の女子生徒が介護体験に来ています。
こちらの体験先は、介護保険で要支援1~2、要介護1~5の認定を受けている方が利用されている施設で、利用者の方に食事や入浴、リハビリや個別の運動、レクリエーションなどを通して安全で楽しい活動を提供しています。
私が施設に入ると、施設のみなさんがとても優しく接してくださり、利用者にとっても心が温まる施設であることがすぐに伝わってきます。
今回も実習生は、利用者さんとの触れ合いを大切に対話したりレクリエーションで一緒に楽しんだりしていました。今日は一緒にトランプで楽しんでいます。
するとカラオケ大会が始まり、介護士さんからご指名を受けて実習生が太田裕美さんの「 木綿のハンカチーフ 」という歌を歌いました。
室内は手拍子で盛り上がり、利用者や施設の方からたくさんの拍手をいただきました。
実習生は、こうした活動に参加して利用者とどのように接するかを学ぶだけでなく、施設で働く方々の利用者への接し方、働く意義や思いなどを体験を通して感じ取っていきます。
今年の体験学習は残すところあと4回。来週は体験学習ではなく、クラスごとに教室で体験発表会がおこなわれる予定です。
1年生のみなさん、発表会が楽しみですね。みなさんが今まで体験したことを聞くのが楽しみです。この発表会は、自分がやがて働く時に必要なことを学ぶ機会になりそうです。発表、頑張ってください。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一