【校長だより 219号】
12月13日(水)、小樽は朝から氷点下の寒い一日となり、時より雪が降りました。とうとうアスファルトの道路が見られない本格的な冬が始まりました。
小樽明峰高校は今日も平常授業がおこなわれました。午後のロングホームルームでは、各クラスで来週の冬季体育大会に向けた選手決めや各種目の練習を始めました。
4時間目、2年生の数学の授業に小樽商科大学の学生ふたりが授業見学に来ました。
10月からスタートした本校の放課後学習 『 明峰カテキョー 』 では、週1回ずつ数学と英語の基礎的な学習会を開いています。この学習会に関わる大学生のうちのふたりが、実際の授業の様子や学習の進度、カテキョー受講生の様子を見に授業教室へ来たのです。
先月11月24日には、カテキョーの学生による意見交換会・中間報告会がおこなわれ、商大生らが生徒と接した感想や取り組みの意義、改善点などを話し合いました。
その時、大学生が「 勉強でつまずいている高校生の目線に立って、どうしたら理解できるか工夫して試行錯誤しながら教えています。」と発言し、本校の教師のひとりとして感謝の気持ちでいっぱいになったのを思い出します。
数か月たった今、本校の放課後学習が大学生と高校生との学習を通した小さな交流としてお互いに学ぶ意味のある取り組みだったと改めて実感しています。
さて、4時間目の数学の授業では、担当の森下先生が【 単項式・多項式 】の授業を展開しました。
大学生が教室を巡回しながら、わからない生徒がいないか声を掛けました。
授業終了後、大学生に授業見学の感想を聞いてみました。
●授業が楽しそうでした。先生と生徒の距離が近くて、生徒たちもメリハリがあって、しっかりと授業に取り組んでいました。先生は、生徒の答えを否定せず、周りの生徒が教えるなどして教室の雰囲気がすごく良かったです。
ふたりとも教師を目指している大学3年生です。今までの放課後学習での経験や今日の授業見学が、教師になるための励みになってくれたらうれしいです。
2年A組のみなさん、授業に参加させてくれてありがとうございました。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一