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【92号】150年の歴史 塩谷神社松前奴行列を体験

校⻑だより

【校長だより 92号】

7月14日(日)、今日も小樽は朝から快晴でした。日中の気温は26℃を超え、普段より暑い一日になりました。

小樽明峰高校の有志生徒たち12名は、7月13・14日(土・日)の両日に小池教頭と小樽市の塩谷神社でおこなわれた例大祭に【 松前奴(まつまえやっこ)行列 】として参加しました。

お祭りの隊列は、露払い、猿田彦(天狗)、奴隊(やっこたい)そして神輿と長い行列が続きます。奴(やっこ)は約4mの長柄を持って行進していきます。

塩谷神社の例大祭恒例の【 松前奴(まつまえやっこ)行列 】は、明治時代の初めから約150年も続く歴史のある伝統行事なのです。生徒たちはこれを体験しました。

塩谷神社はその前身を含めると、350年前からありましたが、明治の初期、例大祭の神輿渡御に「松前奴」が加わります。それが150年前なのです。ちなみに、今年2024年は明治元年(1868年)から数えると157年になります。

(↑塩谷神社のHPより、かつての松前奴の様子)

また、明治初期のころは塩谷はまだ「鹽谷村」(しおやむら)と呼ばれていました。「塩谷村」が小樽市に合併するのはそれから約80年後の昭和33年(1958年)のことです。

参加した生徒たちは奴の衣装を身に付けて、炎天下の街中を颯爽と練り歩きました。「奴が来たり」を意味する「ヤーキタリ」のかけ声も迫力がありました。人が多く集まる場所では、長柄を振り立てる舞が披露されます。特に介護施設などでは地域のみなさんに歓迎されていました。

参加した生徒のみなさん、練習期間も含めた松前奴体験、いかがでしたか。

地域のお祭りには、人々の歴史をつなぐ強い思いが宿っていると感じたのではないでしょうか。過去から未来へ歴史をつないだ一日がかりの貴重な体験、ごくろうさまでした。

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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