5月7日(金)、1年生の社会体験学習の授業の中で「地域の魅力発見講演会」を開きました。
この講演会は先月に次いで2回目。地域で働く大人を教室に招いて、生徒たちが講話を聴き、質問をしたり、感想や意見をレポート(感想文)にまとめる授業です。
今回の講師も、小樽で活躍される3人の素晴らしい方々に来ていただきました。
☆彡 小樽で害虫・害獣の駆除やコロナの消毒をしている
『北日本消毒』 代表取締役 社長 湊 亨(みなと とおる)さん
講演を聴いたA組の生徒たちは、湊さんからスズメバチの巣の駆除やコロナ患者を乗せた車の消毒活動の話など、普段は想像もしない話に夢中になりました。コロナの消毒に関する話で「正直、やりたくなかった。でも、誰かがやらないとみんなが困るからやると決めました」という言葉に生徒たちの心には、感謝の気持ちと「人から感謝される仕事に就きたい」という思いが湧き出てきたようです。感想文にその思いがたくさん書かれていました。
☆彡 小樽でラジオ放送の番組をプロデュースしている
『FMおたる』 パーソナリティ 田口 智子(たぐち ともこ)さん
講演を聴いたB組の生徒たちは、災害時の情報提供を含めたラジオ番組を作る裏話や、田口さんが小樽の魅力を多くの方に知ってもらおうと活動していることに感動していました。生徒が一番印象に残った言葉は「人生はすべてがネタよ」でした。今やりたいこと、やってきたことを真面目に取り組むと今後必ず自分の強みになる。生徒たちの多くが「この言葉で前向きになれた」と感じていました。また、スマホでラジオが24時間聴けることに驚く生徒もたくさんいました。
☆彡 小樽堺町通り商店街で昆布専門店を経営している
『利尻屋みのや』 代表取締役 社長 簔谷 和臣(みのや かずおみ)さん
講演を聴いたC組の生徒たちは、最初に大きく長い実物の昆布を拝見しました。そして、初めて聞く昆布の話や「観光で救う小樽」の話、小樽の未来についての話に驚きを隠せませんでした。さらに、コロナ禍で経営が大変なのに商店街のアイドルとして小樽の魅力を発信し続ける簔谷さんの行動力に感動していました。「どんな辛いことがあっても常に前を向いて頑張りたい」という生徒たちの感想が寄せられました。
印象に残るたくさんの言葉がこれからの学習活動に生かされていくはずです。
講師のみなさん、貴重なお話をありがとうございました。
実は、5月28日(金)のFMおたるの「TARUKKO☆VOICE」という番組に、本校の生徒会執行部員が出演します。こちらも楽しみです。できましたら今後、社会体験学習の実習の様子が取材されて、生徒の様子や実習先の宣伝をしていただけると、もっと嬉しいと思っています。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一