【校長だより 160号】
11月30日(火)、本日午後に開講された総合表現学習「演劇」講座では、本番の発表会に向けて受講生たちが練習に励んでいました。今回は公開リハーサルで、役者は衣装を着て、音響を流して本番さながらの劇が始まりました。
上演作品は「奇跡の人」です。30分程の作品に構成されていて、三重苦(目が見えない、耳が聞こえない、しゃべれない)の少女ヘレンケラーが、家庭教師アニーサリバンと出会うシーンが演じられました。
数名の演劇関係者をお招きして観ていただき、リハーサル終了後に生徒たちが関係者から感想や意見を聞いて回りました。
私も公開リハを見ていましたが、どの生徒もしっかりした通る声で演じており、セリフが聞きやすかったです。まだ、セリフを覚えきれていないところがあるようで、ここは次週までの課題のようです。役者はみんな、堂々としており上手です。
アニーに「あなたの愛情が障害です。」と言われたヘレンの母が、ヘレンの横にたたずんで泣いているシーン。とても悲しくて印象的でした。また、ヘレンの兄がヘレンに向ける感情の変化も見どころです。再来週の本番が楽しみになりました。
総合表現学習の講師の先生方、いつもご指導ありがとうございます。
そして受講生のみなさん、今年ももうひと踏ん張りです。体調に気をつけて今年を乗り切りましょう。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一