9月7日(木)、今日の小樽は、高くて白い雲と澄んだ秋空が広がる穏やかな天気でした。時々、鈴虫の鳴き声が聞こえる涼しい一日になりました。
小樽明峰高校は、今日も平常授業がおこなわれました。昨日当選した新生徒会役員の顔ぶれについては、近日中に紹介していく予定です。
さて、玄関ロビーの保健室の壁には【 リフレーミングで見方を変える 】という掲示がされています。
掲示物を作成した養護教諭の中島先生にお話を聞きました。
● リフレーミングとは何ですか?
リフレーミングとは、簡単に言うと「物事を別の角度から見直すこと」を言います。たとえば、面接で自分についてアピールするときに「自分は涙もろくて人に流されやすい性格です」というよりも、「感情表現が豊かで人との関係を大切にしています」と答えた方が印象は良いですよね。普段の話し方や考え方からこれを意識していけば、「ネガティブ」から「ポジティブ」に思考を切り替え、一歩踏み出しやすくなると思います。
● なぜこれを掲示したのですか?
この掲示物を作ったきっかけは、進路活動を頑張る3年生を応援したい気持ちからです。夏休みが明け、いよいよ進路活動が本格化してきたので、自分に自信をつけたり、自己アピールについて考えたりする助けになったらいいなと思っています。
● 明峰生にどんな生活改善を促したいですか?
私達はそれぞれ考え方の癖を持っていることがあり、それに気づかないままネガティブな思考に陥ってしまっている人が多くいます。保健室に相談に来る生徒の中には、自分に自信がない人や、クラスメイトのこういうところがイヤ、と悪いところばかりに視点が行きがちな人がいますが、これを機に自分や友達の良いところをたくさん発見してほしいなと思います。
吊るされた28枚のカードをめくると、今の自分に必要な言葉と出会うかもしれません。
考え方次第で、気持ちの切り替えや、対人関係での心配事を解決する手がかりが発見できるかもしれません。心のコントロールと行動力で、人は変わり、逆境を乗り越え、成長できることもあると私は信じています。
全校生徒のみなさん、ぜひリフレーミングカードを利用してみてください。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一