【校長だより 248号】
2月7日(水)、今朝の小樽の気温は-2℃。澄み渡ったきれいな空と太陽の日差しが眩しい一日のはじまり。と思ったら、午後には雪が降り出しました。
小樽明峰高校は今日、1・2年生が平常授業、3年生は対象者が補充授業を受けました。5時間目のロングホームルームでは、各クラスが予餞会の準備作業をおこなっています。
さて今日の2・3時間目、調理室では2年B組の【 家庭基礎の授業 】がおこなわれ、生徒たちはエプロンを付けて調理実習に挑戦しました。教科担当は相場先生です。
生徒たちが取り組んだ料理は、煮込みハンバーグと玉子スープと白米のごはんです。レシピを確認しながら、7班のグループごとに調理に取り掛かりました。
各調理台で、生徒たちは包丁で食材を切ったり、ニンジンやブロッコリーを茹でたり、ハンバーグのソースをつくったり、ご飯を炊いたりと、レシピとにらめっこしながら苦戦していました。
調理をしながら包丁やまな板などを順に洗い、各班員で協力して料理の完成と片付けと試食をめざしました。
B組の生徒たちに聞いてみると、普段は家で調理をしている生徒がほとんどいませんでした。時々しているという生徒もごくわずかです。
生徒のみなさんには、こうした実習や家庭での調理経験、さらにはYoutubeなどで調べて食事をつくる経験を積んで、自炊のできる大人に成長してほしいです。
美味しそうな料理が完成しました。失敗やスムーズにいかなかったこともあったでしょうが、自分たちで作った料理だけに、おいしかったと思います。
今まで当たり前にとってきた食事も、用意してくれる保護者やお店の方、食材を取り扱う様々な関係者を思い浮かべて食べるとありがたいものに思えてきます。あらためて食べ物への感謝の気持ちを忘れないでほしい。
相場先生、本当にお疲れさまでした。時間内に終了できるか気を揉むスリリングな実習でしたが、幸せそうにハンバーグを食べる生徒たちを見て良かったと思いました。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一