【校長だより 56号】
6月7日(金)、今日の小樽は、昨日までの寒さから一転し、最高気温22℃。一気に暖かい一日になりました。
小樽明峰高校は今日で3日間の第1回定期考査を終了しました。生徒のみなさん、ごくろうさまでした。良い結果が出ることを祈ります。
さて今朝は業者が来校して、老朽化した体育館のステージパネルを撤去したあとに新しいステージ幕を取り付けました。
本校の体育館ステージには、空を飛ぶ龍や、龍を見上げる鳥、花、そして桜吹雪をデザインしたコンパネ14枚分の大きな作品が展示されていました。
このステージパネルは、2020年度の総合表現学習ステージパネル講座で作成した作品です。十数名の講座生たちがデザインを考え、14枚のパネル板を工作し、そこに色模造紙を貼り付けて完成させました。
作成当時は、私(校長)が講師を務めました。以前は、毎年教師たちが卒業式や予餞会に間に合わせて放課後に作成してきましたが、この年は、講座を開講して生徒たちが一年かけて作成したのです。
どんなデザインにするか講座生たちがそれぞれデザインを描きました。龍が飛んでいるデザインを希望する生徒が多く、いくつかの龍や花、鳥の絵が集まりました。結局、それらの絵を私が合体させてデザインをまとめることになり、3年生のリーダーと相談して現在のデザインに落ち着きました。配色を決め、班を編成して分業で紙貼り作業をおこないました。
こうして完成したステージパネルは、その年の予餞会からステージ上に設置され、それ以降の卒業式や入学式、学校祭など様々な行事のステージ背景を飾って現在に至ります。
私にとっても思い出の作品です。ステージパネルの歴史に幕を閉じますが、これまでパネルづくりに関わったすべてのみなさん、ありがとうございました。生徒のみなさん、新しいステージ幕を大切に使ってください。
小樽明峰高校 校長 石澤隆一