【校長だより 84号】
7月8日(月)、小樽は一日中くもり空で、日中の気温は20℃を少し超える涼しい一日になりました。
昼休み、塩谷神社の松前奴(まつまえやっこ)に参加する生徒たちの打合せがありました。
【 ↑ 昨年の小樽塩谷神社松前奴行列の様子 】
塩谷神社は小樽の西側の塩谷地区にある神社です。延宝2(1674)年に西川伝右衛門という人が𩸽澗(ほっけま)海岸(今の塩谷海岸)に漁場を開いたときに、番屋内に神殿をつくったのがこの神社の始まりとされています。そのため今年で創祀350年とのことです。毎年7月の第二土日には例大祭が行われます。その中に『松前奴行列』という神輿(みこし)の露祓(つゆはらい)的な役割を持つ隊列があります。
この松前奴行列は、明治時代から始められて、約150年あまり続く伝統行事です。明峰高校へは「松前奴保存会」の方からの呼びかけもあり、数年前から、希望する生徒が参加しています。
昨年に続き、今年も奴の衣装を着た生徒たちが4mの長柄を振り立てて、塩谷海岸や塩谷地区を練り歩きます。今年は明峰高校から12名の生徒が参加します。
< 今年の塩谷神社 松前奴行列日程 >
●7月13日(土)17:00〜17:30 海岸から神社まで練り歩きます
●7月14日(日)10:30〜16:30 塩谷地区を練り歩きます
小樽の伝統行事・松前奴行列を体験する生徒のみなさん、地域の方々とふれあって小樽の歴史を楽しんで体感してください。くれぐれも熱中症には気をつけて。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一