【校長だより 150号】
11月17日(水)、今日の小樽は日が差しておりますが、気温8度前後と寒いです。
小樽明峰高校は2学年修学旅行を無事に終え、今日から全学年が平常授業に戻りました。
旅行期間中、「ナンクルないさ」という修学旅行通信を毎朝発行して、沖縄で生徒たちに配りました。その通信にも書きましたが、2年生たちは旅行での共通体験を通して、お互いを気遣える大人になったように感じます。今後、今まで以上に優しくて逞しくてお互いを大切にするクラスとして成長すると期待しています。
さて、本日の午後に体育館で、1年生を対象に「ネットトラブル・薬物乱用防止講演会」が開かれ、小樽警察署の方を招いてお話を聞かせていただきました。
特に驚いたのは、今年、大阪で大麻部屋と呼ばれる一室に中高生が集団で大麻を使用・密売し逮捕されたという事件です。SNSなどで知り合った人を通して薬物が手に入る。また、道内では自分たちで大麻を栽培しているという恐ろしいことが起きています。
さらにお話を聞くと、大麻を吸ってしまうと人は脳が委縮して元に戻らなくなり、大人よりもむしろ少年少女の方が一生、幻聴や幻覚に悩まされていくということです。
あらためて、薬物の恐ろしさを学ぶことができました。また本州では、詐欺による現金の受け取り役(受け子)として、高校生が相次いで逮捕される事件も起きています。
こうした犯罪に手を染めないために、今日の講演は意味があったと思います。同時に、対人関係を築くことも大切で、お互いを支え合う健全な人間性を育むことも忘れてはならないと感じました。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一