【校長だより 218号】
2月25日(金)の午後、小樽明峰高校の被服室では演劇部の送別会が開かれました。
演劇部はこの2年間、コロナ感染拡大で大会の開催が危ぶまれながら、自作のオリジナル作品づくりに取り組んできた部活動です。大会数日前に役者が入院したり、役者が役を辞退するという崖っぷちの状況を経験し、鍛えられてきた部活動です。
私も演劇部の一顧問として3年間を振り返ると、いくつかの脚本が書けるほど様々な物語がありました。共に取り組んできた部員たちが卒業してしまうと思うと、寂しさが込み上げてきます。心の中にぽっかりと穴が開いたような感覚で、言葉にならないような・・・。
そして、後輩部員と顧問は、演劇部を引っ張ってくれた3人の先輩たちの卒業を、心を込めて祝福しました。
後輩たち3人は、送別会の企画をそのまま寸劇にした作品をつくり、先輩たちに披露しました。その後、心を込めて花束とプレゼントを贈り、歓談しながら先輩との最後の時を楽しみました。
頼れる演劇部の卒業生のみなさん、卒業してもそれぞれの道での活躍を祈っています。元気でね。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一