【校長だより 235号】
3月17日(木)、今日の小樽は、水分を多く含んだ雪が降り注ぎ、道路はビチャビチャです。春が来たような暖かい地域が、羨ましいです。
小樽明峰高校は今日、1・2年生の補充授業をおこないました。どんな授業をしているか教室をのぞいてみました。
2年生数名が、姉川先生の「歴史の授業」を受けていました。補充授業は、教科ごとに欠席の多かった生徒が、休んだ分の勉強を補うための授業です。
姉川先生は授業で、日本の歴史を区分ごとに分かりやすく説明していました。
●原始時代(縄文・弥生・邪馬台国の時代)
●古代(奈良・平安時代)
●中世(鎌倉・室町・戦国時代)
●近世(安土桃山・江戸時代)
●近代(明治・大正・昭和20年まで)
●現代(昭和20年~・平成・令和まで)
授業の中で、姉川先生の質問に生徒たちが答えています。
「近代と現代の境目は1945(昭和20)年ですが、この年に何があったか分かりますか?」
「・・・戦争」
「そう、戦争。現代は終戦から現在までの時代を言います。じゃあこの戦争ってどんな戦争?」
「第1次・・・」「第2次世界大戦」
「そう、日本は近代にたくさんの戦争をしていて、日清・日露・第一次世界大戦・第二次世界大戦・・・」
こうして、日本がどのような戦争をしてきたかという話に続いていきました。現在のウクライナで起こっている戦争にも触れました。
私も今年度「日本史」の授業を受け持ちましたが、生徒が、「次はどうなるの?」と想像しながら学び、生徒の声を教師が拾いながら展開していく授業は、たいていおもしろくなります。
姉川先生の授業は、生徒と対話をしながら、ゆっくりと分かりやすい説明で展開され、あっという間に時間が過ぎていきました。次回の授業は「徳川家康」が登場するそうです(予告付き)。
補充授業は、3月24日まで続きます。生徒のみなさん、頑張ってください。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一