【校長だより 141号】
9月12日(月)、今日の小樽はずっと曇っていましたが、時折青空が見え、午後には気温25℃。思ったより暖かい一日になりました。
先週の9月9日(金)、倶知安町公民館でおこなわれた北海道高文連後志支部写真展で、小樽明峰高校写真部の畑澤匠さん(3年)が、最優秀賞を受賞しました!
最優秀賞受賞、おめでとう‼ 流石です。10月に小樽市で開催される全道展での好評価を期待しています。
北海道新聞(後志版)にも記載されましたが、受賞した畑澤さんの【深深と降り積もる夜の中】というタイトルの作品は、街灯の淡い光のなかに舞う雪と、ひとりの歩行者の歩く姿が哀愁を感じさせます。
もしかすると、雪国で生活してきた私達だからこそ、作品のなかの降雪の暗い街を歩く人物に思いを重ねることができるのかもしれません。
畑澤さんに撮影時に考えたことを聞いてみると・・・
🔹自分が満足できる写真、ヨッシャッと思う写真を撮りたいとは思っていますが、期待する程うまくいかない時にショックなので、あえて力まずに、狙わずに撮影に臨みました。
・・・と答えてくれました。
今日の畑澤さんは、受賞の余韻に浸っているというより、3年生らしく気持ちを切り替えて、サービス業への就職に向け面接練習に励んでいました。
全道展が高校で最後の部活動となりますが、後輩へのメッセージを聞くと・・・
🔹後輩には、来年以降、これから後志支部で入選して、自分たちの記憶に残る部活動にしてもらいたいです。
・・・と優しい先輩の顔をのぞかせてくれた畑澤さん。
卒業後の新しい第一歩を踏み出そうとしている彼の作品たちは、写真部の、そして明峰高校の大切な財産になっていくでしょう。3年間ご苦労様でした。就職試験、頑張ってください。応援しています。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一