【校長だより 166号】
10月14日(金)、今日も小樽はすっきりと秋晴れです。最高気温16℃。この時期にしては、思いのほか暖かい日が続いています。
小樽明峰高校は今日の午後、芸術鑑賞会をおこないました。全校生徒は小樽市民センター・マリンホールに集まり、劇団イングさんの【 EDDIE 】という2時間の作品を観劇しました。
EDDIEは、エディ・タウンゼントというアメリカ人の名前です。日本で数々のプロボクシング世界チャンピオンを育てあげた伝説のトレーナーで、実在の人物です。
エディが関わったボクサーは皆、彼が亡くなった今でも、彼の声や思いを忘れることなく暮らしています。エディのボクサーを育てる情熱は、演劇の舞台から明峰高校の生徒たちへ心のメッセージとして投げかけられました。
かたことの日本語で選手とコミュニケーションするエディの言葉ひとつひとつが、まるで、客席のひとり一人を励ましているかのように心に響いて、強く印象に残りました。
いや~、感動しました! 今回の芸術鑑賞は、人と真剣に向き合うことで生まれる愛情、勇気、生きること、そして心のコミュニケーションの大切さをナマの舞台から教えられた気がします。劇団イングのみなさん、ありがとうございました。
観劇した生徒は、
🔶スパーリングのシーンが感動した
🔶役者さんを近くで見るとすごく細かい演技をしていてすごい
🔶エディさんのいるシーン、エディさんのセリフが全部心に響いた
などの感想を聞かせてくれました。
体験は成長のきっかけになります。今回の芸術鑑賞が、生徒たちの人生を少しでも豊かにし、成長のきっかけになることを願って止みません。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一